ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho、本名:Jose Mario dos Santos Mourinho Felix、1963年1月26日 - )は、ポルトガル出身のサッカー監督。
レフェリーに対して激しい批判を口にすることも珍しくなく、大問題に発展したこともある。2005年2月のチャンピオンズリーグ決勝トーナメントファーストレグのバルセロナ対チェルシー戦で、ドログバが累積警告により退場となった。数的不利に陥ったチェルシーは、2-1でバルセロナに逆転勝利を許したが、モウリーニョは試合後にスウェーデン人の主審アンドレス・フリスクのレフェリングを激しく批判し、さらにバルセロナの監督ライカールトとフリスクがハーフタイムに審判員室で密談していたと示唆した。イギリスのタブロイド紙はフリスクの自宅の住所とメールアドレスを掲載し、チェルシーのサポーターによると思われる殺害予告がフリスクに対して行われたため、当時ピエルルイジ・コッリーナとともに世界最高峰の審判とされていたフリスクは家族の安全の為に引退した。この騒動はフリスク事件として世界中で取り上げられ、審判批判に対する在り方が問われることになった。
UEFAの審判委員会会長であったフォルカー・ロスはこの経緯に激怒し、「モウリーニョのような人間はフットボールの敵だ」と激しく非難した。モウリーニョはロスの告訴を検討し、引退したフリスク主審に対して「仮に脅迫状が届いたというなら、その内容を明らかにし、それから警察に頼るべきだ」とコメントした。その後、モウリーニョはこの件に関してUEFAの聴聞をうけ、罰金の支払いと2試合のベンチ入り禁止が言い渡された。
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