流浪はやはり、
時がひと巡りぐらい
してから・・・

46年目のクラス会。
納得できないものは、
とりあえず脇に置いて
同窓会シンドローム

1968年 by not Yokowo, and Hashimoto

谷川雁 

詩文集「原点が存在する」

(1923-1995)

谷川雁で印象的なのは詩文集の中で描いた
三池闘争・大正炭鉱闘争の坑夫たちの重い明るさだ。

連帯を求めて孤立を恐れず、力及ばずして倒れることを辞さないが、
           力尽くさずして挫けることを拒否する

「片足」を探して片足で歩く。その滑稽な跛行のうちにしか「包囲の霧」を脱出する尖兵の姿は求められない。(略)「孤立」と倒錯をくりかえして「連帯」へ近づこうと傾きながら、血を流しながら消えていく者の列・・・そこに楽観を見出そうと、悲観を見出そうと、いずれ当人には関係のないことだ。

 とめてくれるな
    おっかさん


 背中(せな)のいちょうが
     泣いている

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